人には聞けない!香典返しの贈り方や知っておきたいマナーやルールを紹介

当サイトはもはや人には聞けない、香典返しの贈り方や知っておきたいマナーやルールを紹介しています。
また、香典のお返しで贈るのを避けたいタブーな品物とはどういったものかや、香典のお返しにつける掛け紙のルールにも触れているのでぜひ参考にしてみてください。

人には聞けない!香典返しの贈り方や知っておきたいマナーやルールを紹介

香典返しをしたことがないので不明なことが多いという人は多いのではないでしょうか。
香典返しは仏式の場合には四十九日のタイミングで、香典を頂いた人にするお返しです。
香典返しの金額は基本的には半額程度のものを選びます。
品物には掛紙を付け、弔事用の結び切りの水引を付けるのがポイントです。
表書きには志を使うことが多くあります。
品物とともに挨拶状をつけ、この時の文字には薄墨を使用します。
品は後に残らないものを選ぶのがマナーです。

香典返しとはどんなシーンでお返しするもの?

日本では古くから、葬儀に参列された方には喪主から香典返しというものを贈られます。
その歴史は平安時代にまで遡り、当時は貴族の間で行われていました。
葬儀では必ず香典を持参しますが、当時は現在のような現金ではなく文字通りお香を備えるのが基本でした。
香木は非常に高級なアイテムであったため、お返しには菓子や絹などが相場と考えられていたものです。
現在の香典返しとは、タオル・茶葉など色んなアイテムが採用されており、なかにはカタログギフトを使用する場合もあります。
そして香典の文化も様変わりしており、葬儀によっては香典を断られるケースもあるほどです。
その場合でも参列された方へのお礼というスタイルでお返しが送られています。
相場としては1000円から5000円以下となり、食べ物ではなく日用雑貨が好まれるようになっています。

香典返しに贈るタイミングってあるの?

もし身内に不幸があった場合本人の親戚や近所の方等に香典を送ります。
まず香典とは何かというと「大切な家族を亡くした悲しみを持つ遺族を励ます」という気持ちで送られるものです。
そしてそのような気持ちに答え無事に法要を済ました事を報告する時に贈るものが香典返しと言われます。
そこで問題になってくるのは「香典返しをいつするのか」というもの。
実際身内に不幸が起こるなんて機会は限りなく少なく、どんな時期に贈ればいいのか分からなくなってしまう人が殆どだと思います。
そこで、いつ香典返しを贈ればよいのかというと、四十九日を過ぎた「忌が明けた後」が良いとされています。
ぴったり四十九日後でなくてもよく、そこから1ヶ月以内に贈るのが妥当な判断とされていて、そこまで焦る必要はありません。
本来は遺族が直接挨拶に回り一つ一つ手渡しするのがマナーですが、現代のは親戚と家が遠いなどの理由で挨拶状を添えて郵便を使うという機会も増えました。
ここで注意しなければならないのが、実際に葬儀や通夜に参列して下さった人への会葬礼状は香典返しに添える忌明けの挨拶状とは別のものだということです。
もし遅れてしまっても挨拶状の他にご挨拶が遅れたお詫びも添えて送ることがマナーです。
ご近所の方等にはできる限りしっかりと手渡しをするようにしましょう。

香典返しで贈るべき金額と相場とは

香典返しは香典を渡してくれた葬儀の参列者に渡すお返しであり、忙しい中で葬儀に参加してくれた人たちへの感謝の気持ちを伝えるものでもあります。
無事に弔事を終えられたことを伝える役割もあるとされており、心を込めて品物を選ぶのがおすすめです。
香典返しではいただいた香典の3分の1から2分の1程度の金額を渡すのが良いとされており、半返しと呼ばれています。
もらった金額に対して気を遣わせないくらいの範囲で、相手に喜んでもらえる品物を考える必要があります。
その地域によって相場がある程度決まっている場合もあるので、悩んだら周りの人に相談してみるのも良いかもしれません。
香典返しでは悲しみを残さず不幸を繰り返さないようにという願いを込めて、消えものを選ぶ風習があります。
お菓子やお茶といった食料品関係や、タオル・洗剤といった消耗品が人気です。
カタログギフトも相手に好きなものを選んでもらえるので、喜んでもらいやすい品物かもしれません。

香典返しによく選ばれている商品って?

香典返しはいただいた香典への返礼品として参列者の人に渡すものであり、感謝の気持ちを込めて品物を選ぶ人がほとんどです。
相手のことを考えながら心を込めて商品を選びたいと考える一方で、その時期は葬儀や法要などで忙しくてあまり選ぶ時間が取れないというケースも多いかもしれません。
香典返しによく選ばれている商品としては、食品や消耗品のような消えものが挙げられます。
これは悲しいことや不幸なことを繰り返さないようにという願いが込められており、お菓子や飲み物のような食品関連やタオル・洗剤といった消耗品などがよく選ばれているでしょう。
しかし食品といっても生肉や生魚や殺生を連想させるため避けるべきだとされています。
さらにお祝いの席で用いられることの多いお酒などもあまり利用されることはありません。
どのようなものを選んだらよいか悩んでしまうという人たちから人気を集めているのが、相手に好きなものを選んでもらえるカタログギフトです。

贈る相手で香典返しは変えるべき?

香典返しは香典を渡して葬儀に参加してくれた人に対して、感謝の気持ちと無事に弔事が終わったということを伝える大切な役割が込められている品物です。
贈り先ごとに香典返しを変えるべきかどうか悩んでいる人もいるかもしれません。
一般的に当日に香典返しを渡す場合は全員に一律で同じものを渡すべきとされています。
ただしいただいた香典の金額が大きい場合は、後日改めて追加でお返しを渡すのが良いでしょう。
後日渡す場合は相手によって渡すものを変えるのもおすすめです。
いただいた金額に応じて、おおよそ3分の1から2分の1程度の金額に相当する品物を選ぶのが一般的とされています。
相手の喜びそうなものを考えながら商品を選ぶのも楽しい時間になるかもしれません。
しかし葬儀の後は何かと手続きが多くて忙しいので、ゆっくりと品物を選ぶ時間が確保できないという人もたくさんいるのが実情です。
悩んだ時にはカタログギフトのように相手に好きなものを選んでもらうのもおすすめです。

香典返しで選ばれるカタログギフトって?

香典返しの品物選びに何を贈れば良いか迷う人は多いのではないでしょうか。
お葬式の際に霊前に供える金品を贈られたときには、忌明けに挨拶状を添えてお礼をしますがその際にはカタログギフトを選ぶのも1つの方法です。
香典返しは一般的にいただいた金額の半額ほどのものを選びます。
その点カタログギフトにはさまざまな価格のものがあるので、香典の金額に合わせて選ぶことができて便利です。
カタログをギフトに贈る時には、弔事用のものを選ぶようにします。
弔事用としては和風のカタログが多くあり、用途に合った雰囲気となっているのでおすすめです。
そういったものを選び、それから仏事用の掛紙をかけてメッセージカードも用途に合っているものを選びます。
インターネットの通販でも、弔事用のギフトカタログを手配することが可能です。
直接贈りたい相手のところに届くようにすることもできるほか、贈り主の自宅などにに届けたのちに手渡しする方法もあります。

香典返しで選ばれている人気ランキング

香典返しはいただいた香典の返礼品として、感謝の気持ちを込めて参列者にお返しするものです。
一般的にはいただいた香典の三分の一から二分の一程度の金額のものをお返しすると言われていますが、どのような品物を渡せばよいか多くの人が頭を悩ませています。
様々なやるべきことに追われているので、ゆっくりと品物を選ぶ時間がないというケースも少なくないでしょう。
香典返しとして人気が高いと言われているのが、カタログギフトやお菓子、お茶などの飲み物です。
不幸を繰り返さないという意味を込めて消耗品や消えるものを選ぶ場合が多く、中でも参列者自身に好きなものを選んでもらえるカタログギフトの人気が高くなっています。
せっかくなら相手に喜んでもらえるものを贈りたいと考える人は多いのですが、人によって趣味嗜好は様々です。
カタログギフトであれば、幅広い世代の人のニーズに対応することができるでしょう。
そのほか、タオルなどの消耗品を選ぶ人もたくさんいます。

数が多い香典返しを注文する時に便利な方法

お通夜やお葬式で使うことになる香典返しですが、数が多いとなると個人的に用意をするのは大変です。
大体の数が予想で着る用であればネットで注文をするという方法も有ります。
しかし今は香典返しも葬儀会場のプランに入っていることも有りますし、使った分だけあとで請求という方法も出来ますので、融通がきく注文も出来て便利です。
セレモニーホールで依頼する際には、内容も限定されることも多いですが一般的なものが多く用意されていますので、当たり障りは無いでしょう。
もちろんこだわった香典返しをしたいという事であれば、それを導入してもらうことも出来ますが準備をしなければなりません。
数がたりなかったり余ったときに少し手間がかかりますし、返品できないこともありますので買い取りという形になってしまうリスクも生じます。
そう考えた時には。
具体的にいくつ必要かわからないようであれば、葬儀会場で依頼をする方が利便性は高いと言えるでしょう。

お得に香典返しを手配することはできる?

香典返しは一般的には頂いた額の半分ぐらいが妥当です。
タオル、リネン類や少し上等のお茶などがよく使われるようです。
なるべくお得に手配するのならば、あまり色々な種類に広げるよりは、一つに絞り、発注量を多くすることでたとえ少しでも値引きに繋げることです。
送料もかかりますので、軽量で小さいほうが安くお得になるので、お茶やコーヒーなどのほうが香典返しには向いているかもしれません。
先方が比較的ご近所ならば送らずに自分で届けて、その時にお礼を申し上げるのもいいでしょう。
自分で足を運ぶことが可能な人達用には、デパートやスーパーなどでセールをしている少し良い商品を選んで、お店側に満中陰などの熨斗を貼ってもらえば、かなりお安く手配することができます。
今はカタログなどでお返しすることが可能な時代になりましたが、やはり自分が動いて知人のつてで安くしてもらうとか、セールを見つけるとかするほうが、気持ち的にもいいと思います。

筆者:横井英二

筆者プロフィール

東京都北区生まれ。
香典返しには消えものとして定番の洗剤を送りました。
香典返し